「フォーラム通信」2022年冬春号

「横浜から男女共同参画社会の実現を考える」。公益財団法人横浜市男女共同参画推進協会が発行する広報誌です。2022年冬春号の特集は、「悩みに効く!私を守る言葉の護身術」「私、を生きるための韓国文学」。


>> P.12

横浜市男女共同参画センターの取り組みを紹介しますReport事業レポート男女共同参画センター横浜北女子中高生限定「ウェブサイト作成講座」IT分野での男女格差を無くすための活動を行う一般社団法人Waffleとの共催で、8月の夏休み中に、女子中学・高校生限定の「ウェブサイト作成講座」無料)を開催しました。初心者でも安心してウェブサイトづくりを学べるように、大学生を中心とした複数のメンターがサポート。2日間の講座を2回開催し、合計17人が参加しました。●「おすすめの文房具(シャープペンシル・多色ボールペン・マーカーペン)」●「とってもかわいい文鳥の魅力」●「大事にしているぬいぐるみの紹介」●「吹奏楽部員のパーカッションパートが教える打楽器」など1日目自分が作りたいウェブサイトのイメージを考えるHTML(文章構造の作成言語)やCSS(ウェブサイトの見た目をつくる言語)のコードを学ぶ文字や色の変更、画像の追加など、コードを自分で書いてみることで仕組みを理解!2日目イメージをもとに自分だけのウェブサイトを作成理系分野で働く先輩のキャリアトーク(理系を選択した理由や今の仕事について)作成したウェブサイトのプレゼンテーションGubによPxaかの画「先生がたくさんいて、わからないことも丁寧に教えてくれたので楽しくやれた」「理系で働く先輩たちからの話を聞いて、ITの仕事の自由度に驚き、やりがいや楽しさを知った。理系の道もいいなと感じるきっかけになった」「とても面白かった。ITの仕事に興味がわいた」男女共同参画センター横浜南性教育オンラインイベント「えんみちゃんに聞く!幼児期からの性教育」「いま男の子に伝えたい性の話―被害者にも加害者にもならないために」与えられることもとても大事。SRHR(※)の視点を持ち、ジャッジしない、スティグマを生み出さないケアを家庭でもできると良い。家庭では、日々のコミュニケーションの積み重ねが出来る。まずは大人が関心を持って考えることが大事。健康と幸せに繋がるような、ポジティブな声かけもアプローチの一つ。※SRHR…SexualandReproductiveHealthandRights日本語では、「性と生殖に関する健康と権利」。染矢さんには、機会が少ないと言われる「男の子への性教育」をテーマに、思春期の男の子の心身の変化や性教育を始めるポイントとともに、様々な教材や動画も紹介いただきました。子どもたちと性を学ぶときに大切にしたいのは、安心して話し合える関係性をつくること、科学的でやさしい言葉を持つこと。「子ども自身がどう考えるか」を大切に多様な考え方や価値観があることを学びあう。性教育は一度きりで終わるものではなく生活の中で様々なテーマで繰り返し行っていく。「身構えていましたが、人権として、健康と幸せのための知識が知れてよかった」「性教育は、人との距離の取り方、自分を守る方法など日常生活に大きく関わることを改めて学んだ」11月13日(土)、12月4日(土)に、えんみちゃんこと産婦人科医の遠見才希子さんと、NPO法人ピルコン理事長の染矢明日香さんをお呼びし、オンラインでの性教育イベントを開催。合計で120人にご参加いただきました。遠見さんには、「幼児期からの性教育」をテーマに、性教育の現状や最新のニュースについてお話を伺いました。失敗させないための性教育ももちろん大事だが、何かあった時に選択肢を提示できる社会になるべき。大丈夫だよ、味方だよと安心をフォーラム通信2022冬春号12


<< | < | > | >>