「フォーラム通信」2021年夏秋号

「横浜から男女共同参画社会の実現を考える」。公益財団法人横浜市男女共同参画推進協会が発行する広報誌です。2021年夏秋号の特集は、「ひとりじゃないよ、『夜廻り猫』のいる風景」、「あなたに届ける言葉のお守り」。


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ジェンダー×アート〜アートを通して観る多様な社会〜男女共同参画センター横浜北3月20日、男女共同参画センター横浜北は、横浜市民ギャラリーあざみ野との複合施設としての特性を活かした協働事業「ジェンダーアート〜アートを通して観る多様な社会〜」をオンライン開催しました。当日は19名の参加がありました。講師の東京藝術大学准教授の荒木夏実さんからは、ジェンダー・ギャップ指数からみる世界と日本の格差(日本は156カ国の120位ととても低い)全国の美術館において、学芸員の74%が女性であるのに対し、女性の館長職は16%しかいない等の日本の美術界におけるジェンダー・アンバランス古来より美術の中には裸婦像があふれており、男性は「視る」主体で、女性は「視られる」主体となっているなどの眼差しの伝統についてお話いただきました。また、「どうせ女の子なんだから」といった差別の内面化と呪いの言葉について、参加者が日常の中で感じるジェンダーに関する思いや感想がチャット機能を通して共有され、荒木さんとの熱い意見交換がなされました。最後に荒木さんからは、『いい人にならなくていい、人に合わせない、怒っていい、挑戦していい、強くていい、「自分にはできない」と思わない、自分らしく』との力強いメッセージをいただきました。30年前とほとんど変わらないアート業界での女性作家への発言や扱いに対し諦めモードだったが違和感や疑問に対し、年齢関係なく発言と行動をする意味を見出せる新たなきっかけとなった。講師からのメッセージが良かった。娘にも伝えていきたい。参加者の声美大や美術業界においてのジェンダー・ギャップが、社会のギャップを反映するだけでなく「独自にひどい」ということが知れた。特に昔の名作といわれるミューズたちが登場する作品や町の彫刻についての説明はとても興味深く、捉え直しにつながった。フォーラム通信2021夏秋号12ヨコ食ハッピーギフトfor一人暮らしの女性事業本部事業企画課男女共同参画センター横浜南国際女性デー特別企画として、3月に横浜市社会福祉協議会と協働で、横浜信用金庫様からの寄付金を活用して、新型コロナウイルスの影響で経済的に困窮している横浜市内の一人暮らしの女性約1000人の方に「おこめ券」を送る食の支援を行いました。新型コロナウイルス感染症は、収入の減少や失業など、特に女性の就労への影響が大きいことが明らかとなっています。今回は、その中でも、さまざまな支援の対象になりにくいだけでなく、地域とのつながりが薄く、孤立しがちな側面のある単身女性を対象とし、「おこめ券」(5㎏分)の他に、お役立ち情報『“もしも”のための情報ガイド』)、「言葉のお守り」しおり等をお送りしました。また、当日、男女共同参画センター南に受け取りに来られた方には、めぐカフェのスープの提供もしました。(/Ȩ3ທ/ț45ȶȆ5ȔΕϡÁ25/.Ӿȵǟ/ȵ׀Ăؕ/++ؕȄ2ȕ/)#ȓȶ.ݘ3ȭȖǾ2ȫȋŸ࣢’$ທ'ΕϡÁ.ǟ/Ӿ.3ȭȖŸ࣢.PӢ.ࠎ{’$m.ˆøূ.ທ'Ҹ.ҽທ¶±.c.ˆ࢞*ܮ҈øূಶ³.¶±{௑ΕϡÁ{௑/Ȩ3ທ/ț45ȶȆ5ȔӾ.࢜ಈύB3ȶȕ࢜ಈ.ȵٽȵũࢶGȵ6ȶȫ2ȕȬȋȵ54ݟP=.ó6ȶȫӾ.PTϡؕ.Ȇ5Ȕಥ.߇όथ.߇ϡEथ.Ӿݟ޹׋Ȭȑȶ54ȇӾ.ǟȃ5ǿ/ࠎȋȶȝȝȬȎ7Ȕ࢜ಈȵे5ȁȶȩ6m࢙ऩەǟ/54ݟ.ݘ3ȭȖǾ2ȫȋŸ࣢’$.ທ¶±՛߀ˆc?ϡŇ.5ય`.ϡ࢜ಈ.े$ΕϡÁǩ{௑3+12*9677޹࢜ಈ)#ȓ..޹ȗ6ȶȨȶȇŇ҇ϡ*ܯȓ6.ø*@QΘ)ಶ.α..øWİ-N.࢞*Üȍ7ȑȶˆøূˆ࢞*Ü®Ņ..ȃ5ǿ5ȁȶȩ6m࢙#ȃ5ǿ.ӳH¶±थೇP.ϨŐȋȶȝȣȑȶȊ6.ϡ.ˆȢȩ7Ȓ22ȍ7ȑȶũ࢞*Üȍ7ȑȶǩ࢞*Üȍȑȶ5ȁȶ6m࢙寄せられた声現在の状況コロナで仕事がなくなった。シフト減。残業もなく減収に。食費を削っている。お金がたりず、病院に行かれない。新型コロナの影響で仕事を辞めたが次の仕事を見つけるのが難しい。相談する相手がいない。感想単身女性への支援をしてくれて大変うれしい。相談できるところなどの情報が役に立った。このような取り組みがあることで、きもちが温かくなった。どこの支援にもつながっていないのでとてもありがたかった。横浜市男女共同参画センターの取り組みを紹介しますReport事業レポート


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