フォーラム通信2017年春号

横浜から男女共同参画社会の実現を考える


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特集働き方のコレカラがある時代。自分の生活を後回しにがある時代。自分の生活を後回しにして、24間・365日を会社に捧げ時間る人材など、どこにもいないのです。働き方改革は、社員のための「福利厚生」ではなく、数少ない働き手の奪い合いの時代に、必要な人材を引き付合いの時代に、必要な人材を引き付け、働き続けてもらうための「生き残り戦略」です。 努力=長時間労働=成果・成長、という思い込みも捨てなくてはなりまいう思い込みも捨てなくてはなりません。働き方改革で取り上げられるせん。働き方改革で取り上げられることの多いテレワーク(情報通信技術を活用した、時間や場所にとらわれない柔軟な働き方)も、この思い込みがそのままでは、ただの無制限な持ち帰り残業システムになってしまいます。営業先からの直帰を推奨し、必要なホウ・レン・ソウを電話やメールで行い、移動時間を作業時間に振り替えるだけで、1日1∼2時間分の効率化になります。訪問後にすぐ化になります。訪問後にすぐ次のアクションに移れるの次のアクションに移れるので、営業活動のスピードもで、営業活動のスピードもアップするはず。これは、「習うより慣れよ」です。 スマートフォンの普及や、WI--FFII((無線通信)の低価格化、ノートPCの高性能化によって、ちょっとした工夫をすれば、大きな設備投資がなく前原はづき(まえはらはづき)早稲田大学第一文学部卒。株式会社リクルート、およびグループ会社を経て、企業向けの研修会社で企画・営業を行う。数多くの企業の人材開発・育成プラン立案に携わった経験から「キャリア」と「ライフデザイン」を総合的に考えるプログラムを開発。2015年株式会社ライフ・ポートフォリオを設立。現在、ダイバーシティや女性活躍推進などをテーマとして企業研修を行う。働き手の視点に立ったキャリア構築のあり方を提唱し、企業の本音と働き手の本音の橋渡しを行っている。PROfiLEてもテレワークを始められるようになりました。たとえば、スマートフォンの通話を「スピーカー」や「FACETIME(テレビ通話)」にするだけ」にするだけで、電話会議やテレビ会議は可能ですし、専用のアプリもあります。 また、仕事に対する価値観が多様化していることも認識する必要があります。ハードワーク(長時間労働)で成長してきた成功体験のある方は、「バリバリ働きたい・上を目指したい」と考えない方を「意識が低い」「やる気が「やる気がない」と決めつけがちです。しかし、そういった考えは、高度経済成長期の価値観の一つにすぎません。 1970年代には55前後で定年を歳前後で定年を迎えていましたが、今は65まで働く歳まで働く社会になりつつあります。これからの時代、私たちの職業人生は50になる年になるでしょう。働くことは短距離走のレースではなく、山歩きのハイキングのようなものと考えるべきです。その時々のペースで、道行きや回り道も楽しみながら進まなくては、とても50も続年も続けられません。 企業にも、出世や収入、社内評価だけを目標にせず、仕事そのものを楽しみたいという個人の意識変革を前向きに捉えていただきたいと思います。時代の変化を真摯に見ていれば、自社が3 フォーラム通信2017春号


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